誰だって、嫌味を言われたら嫌な気分になりますよね。
身の回りにいたら、ストレス溜りまくります。
できれば付き合いたくないし、顔も見たくないほど拒否反応をおこしてしまいますが、実は、うまくかわせる方法があります。
そもそも「嫌味」とは
相手に不快感を与えることを、あえて言うこと。
このあえて言う、つまり意図的に言うと「嫌味」となります。
言葉は、発した人よりも受けた人の受け止め方により、その言葉に含まれた心理状況が決定されます。
つまり、相手に不快感を与えるつもりがなかったのに、相手の気分を害してしまうこともありますが、「嫌味」とは、相手が確実に不快に思うことをあえて言うわけです。
なぜ「嫌味」を言うのか
「嫌味」で検索すると、「嫌味」についての心理的状況や、「嫌味」をさらりとかわす方法などの情報がたくさんあります。
しかし、一番わかりやすいのは、自分が言いたくなる時はどんな時かを考えてみることです。
他人に言われた時ばかりにフォーカスしてしまいますが、自分も人間です(笑)
誰かに言いたくなる時もありますよね?
そこから、逆の視点で考えればいいのです。
隠れ嫌味?
昔、こんなことがありました。
フランスから帰国したての30代前半の頃でした。
姉から、某ブランドの90万円相当する時計を借りていたのですが、派遣先の女子トイレで40代半ばから後半と思われる社員さんに出会した時のことです。
まず「素敵な時計ね」と声をかけられました。
同じフロアーの方でしたので顔は知っていましたが、個人的に話をする方ではありませんでした。
褒められたので「ありがとうございます」とお答えしたのですが、どうやらその方は時計が好きなようでした。
そして、こんな昔話しを始めたのです。
そう言えば、昔、同僚が○○(老舗ブランド)の△△(当時大流行した時計)が欲しくて、イタリア旅行のついでに買って来たのね。
でもね、当時まだ20代だったから、みんなに「それ偽物だろ」って言われちゃっててねぇ〜
そりゃそうよねー、まだ20代なのに、そんなに高い時計を買えるとは誰も思わないだろうし。
本人は、欲しくて頑張ってお金貯めたみたいだったから、ちょっと可哀想に思っちゃって(笑)
と、こんな内容でした。
そして、「私も時計好きだけど、好きだからたくさん持っていたいんで、高いの1点より数があった方がいいなぁ」と・・・
そう言って去って行きました(笑)
みなさん、こんな感じで言われたらどう感じますか?
私の時計は年齢相応ではないと言いたかったのか、どうせ偽物でしょと言いたかったのか・・・
真相は不明ですが、捉え方によっては「嫌味」な部分はありますよね。
私は単純に「時計」としての機能が必要で、たまたま姉に貸してもらっていただけなので、当時はポカーンとしていました(笑)
不快には感じなかったのですが、なんとなくしっくりこなかったのは確かです。
「嫌味」の正体
自分が「嫌味」のひとつやふたつを言いたくなる時の心理を考えた上で、私にとっての「嫌味」の定義は、「羨ましい感情に対する負け惜しみ」です。
自分より、相手の方が上手だと感じてしまった時、妬ましく思ってしまいます。
先ほど例で挙げた女性社員の方も、自分よりも若い子が自分よりも高い時計を身につけているのが気に食わなかったんだと思います。
つまり、「嫌味」を言ってくる人というのは、あなたにとって何かしらの引目を感じているんです。
まとめ
「嫌味」を言われたら、私はまずラッキーと思うようにしています。
なぜなら、その人よりも自分の方がすごいところがあるんだ!と思うようにしているからです。
例えそうでなかったとしても、ラッキーって思ってしまった方が人生楽しいです。
「嫌味」を言ってくる人をかわす方法は、「嫌味」を言われてもそれに屈しないことが一番です。
なぜなら、相手は意図的に不快感を与えようとしているわけなので。
「嫌味」言われてイライラしたり、相手の意図した通りに不快に感じるなんてばかばかしい!!
そう思うようになってから、私自身も誰かに「嫌味」を言うことはなくなりました。
ちなみに、時計はちゃんと姉に返してありますよ(笑)
すこしでも参考になったら幸いです。