とあるTV番組で、GENKINGさんが言った言葉。
虚勢は破壊を生む
思わずメモってしまいました。
実は、私はあまり「憧れ」という感情を持ちません。
その人が持ってる魅力に対して、
素敵だとか、素晴らしいとか、
賞賛の感情は持ちますが、
「その人」のようになりたいとは思いません。
なぜなら、私が見ているのは「その人」の一部に過ぎないからです。
今や、個人でも発信ができる時代です。
しかし、それらのほとんどは、その人のたった一部。
瞬間的なものであり、全てではありません。
現に、私がこうして書いているのも、
私の考えの一部に過ぎません。
その、たった一瞬の一部に、自分の全てを出す。
自分という人間を表現する。
だから、影響力も大きいのかもしれません。
しかし、それが「作り物」だったらどうでしょう。
たった一瞬の一部分だけなら、
いかようにも出来てしまいます。
だからと言って、ありのままの自分をさらけ出す必要もないと思います。
なんだか矛盾していますが(笑)
他人には見せたくない自分というものもあります。
隠したい部分もあります。
できれば、自分の「いいところ」だけ出したい。
それが本音です。
(少なくとも、私は・・・)
結局は、バランスなんだと思います。
以前、人から「憧れられる」ような存在になりなさい。
とアドバイスされたことがありました。
「憧れられる」とは、例えば似たような境遇の人達の中で、
なにかしら突飛出た存在になること。
簡単に言えば、非日常的な環境を体現しているような感じでしょうか。
週1でホテルラウンジのアフタヌーンティーとか・・・
3ヶ月に1回は海外旅行とか・・・
実際に、そのような事ができる人も大勢います。
しかし、そのような方にとってはそれらが日常的な事なので、
わざわざ人には話しません。
自分に置き換えてみてください。
朝起きて、歯を磨いたことを、
毎日発信する人はいませんよね(笑)
「憧れ」という感情を真っ向から否定するつもりはありません。
ただ、その裏には「現実」というものが存在しています。
自分の全てをさらけ出す必要もないし、
見せたい部分だけ見せてもいい。
しかし、それが嘘っぱちや無理に作り上げたものは、
やがて破壊していきます。
「憧れ」という感情を誰かに向けるより、
自分の「現実」のレベルを上げる努力をする。
それは、誰かから「憧れられる」ためでもなく、
自分の人生のために!
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